EC市場のお客様に最適なサービスを提案

2021.10.13(水)

3PLサービスで、お客様の通販事業に貢献

通信販売利用者は増加の一途をたどり、物販系のEC市場は10兆円を超える規模に拡大しています。それに伴いインターネットショッピングモールに出店する企業も増加し、EC物流の需要は大きく高まっています。従来は発送作業などを内製化していた出店者は、需要の高まりに対応できなくなり、業務を信頼のおける物流のプロにアウトソーシングし、事業拡大に備えるケースが増えています。

株式会社エス・アイ・シー様は、LED照明機器を中心にさまざまな商品を手掛けるメーカーで、当社は以前から倉庫保管業務を請け負っています。昨年、ウイルス対策商品(マスク、フェイスシールド、カラオケマイクカバーなど)のEC販売を開始され、内製で検品や梱包、発送業務を行われていましたが、販売量が急増。現状の作業スペースやスタッフ数では対応が難しくなったため、EC物流にも注力している当社が、ご相談を受けました。まずは実際の作業現場を確認し、ヒアリングを重ねて課題を整理することで、事情にあった3PLサービスを提案。当社の春日部倉庫の一角にエス・アイ・シー様のEC専用スペースを設け、検品、梱包などの発送業務を請け負うことになりました。

「もともとグループ内にてEC物流の実績があり、ノウハウを蓄積しています。そのためお客様の課題を解決する最適なシステム構築や、梱包作業などの物流加工業務をご提案することができました。発送する商品情報管理など、一部アナログで行われていた工程をシステム化することで、大幅に作業効率が向上しています。検品や梱包作業に関しても、マニュアルの整備も含め、スキルの高いスタッフが請け負うことで、お客様が5人で行っていた作業を3人で行うことが可能になりました。また、配送に関わる業者との交渉や調整も行い、トータルでお客様のご負担を軽減し、物流機能の向上に貢献できました」(三宅)

通販事業の商品は少量多品種のため、物流品質を確保する仕組みが重要です。当社はお客様からの提供データに合わせたシステム構築、商材に合わせた多種多様な梱包作業など、EC物流のノウハウを駆使して、お客様の事業拡大を支援してまいります。


整理整頓された梱包材ラックの前でマニュアルを確認するスタッフ


説明書、納品書の封入作業の様子


ピロティに風が吹き込まないように設計された春日部の物流施設